幸せを求めると言っても、世の中の潮流や動向を把握しないと本当に掴めないものです。
未だ私たちが本当に求めているものが何かを自覚している人は多くありませんが、これまでとは違う新しいアプローチをしなければならないことは、既に共通の認識になっています。
人類は自由に競争する原理の元に発展して来たことから、現代に於いて社会の潮流はイノベーションの展開はテンポが早すぎる感があり、生活や社会の物質的な面にしても金融とか産業や経済的な面にしても、社会の構造も生活の様式も大きく変化して行くのに留まりません。
それで私たちを取り巻く環境や文明・文化は大きく変わり、モノに対する考えや価値観にまで影響を及ぼし変貌させて来て、人の優劣や金品の多寡や物質を優先する価値を基準にする、在来の社会・文明・科学・生き方は行き詰まりに差し掛かっています。
今日の様な目覚ましい科学や技術の発展は、これからもっと想像以上に加速度が付いて進みかつ大変化して行き、過度な競争に基づく利権の侭では悲惨な社会になり自滅の道を辿るだけです。
この様な事態に取り残されて慌てたり、戸惑ったりすることのない様に思い切って観の転換という、頭を切り替えるという心構えが必要になってくるでしょう。
昭和30年(1955年)代に池田首相から、国民の「所得倍増」政策が打ち出されて、私たちの生活は物質的に富みさえすれば、誰もが幸福になれる様な錯覚に捕らわれました。
その功あって奇跡と言われた経済復興により、日本は経済大国の仲間入りをして国民は金品的には豊かになり、余暇の増加も相まって旅行やレジャー・ブーム及び、その後はモータリゼーションも起きて来ました。
ところが副産物として競争社会の利己的な弊害から誤った学問が蔓延り、教育の目的は歪曲されて利己心で立身出世を煽り、学生は差別ランクとか受験戦争に巻き込まれて行き、科学技術を万能と思い成績の偏差値を重視する様になり、学歴・成績・技能・資格ばかりを追い求める様に変化して来ました。
それで人間性の出来損なった人々が多く育成されて来て、生き方に無知な人々や愚か者を育てる文化に成り下がってしまい、社会全体の健全性を見失わせる様に至って行きました。
1971年頃から情報革命が叫ばれて情報時代に入り、社会の動きは加速が始まり激変して行き慌ただしくなり、共稼ぎの家庭からは夫婦の絆も薄らいで補い合いも減少し保護者の親が多忙で余暇やゆとりがなく、安らぎをもたらす存在の母親像が家庭から徐々に消えてしまい、永らく続いて来た子どもの成長に欠かせない家族の本来の在り方を崩壊させた結果は、核家族が増えて人間疎外から悩みを打ち明ける相談者も乏しくなりました。
それで落ち着きの無さや寂しさや孤独感から苛立ち、豊かさや思い遣りの心が乏しい子供が育ったり、正しい躾が出来てなくて知らない内に歪んだ性格を形成して、不満を抱いたり怒り易く利己的で不健全な人間に成長する人々が増えて行きました。
1971年2月に制定され1975年12月に発効したラムサール条約は、湿地の保存に関する国際条約で、水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約で、自然の生態系に於ける秩序の乱れや環境の破壊と汚染が叫ばれる中で、人と動植物が共存して守り育てるかが今後の重要な課題です。
1980年代に入ると民衆は快適さのアメニティ志向に価値感を見い出して持て囃されて行き、単なる品物を販売する志向から憩いや遊びの娯楽としての空間・場所を提供する、サービス的な無形の商品へと徐々に切り替わり変貌して行きました。
精神世界に目覚めない大衆は金品・地位・財産などに恵まれても、心底から満足や喜びや幸福感は持続しないで、精神的な不安や満たされない感じが強くなり、安心できる何かを求めようとレジャーと金品とがあるに任せて享楽ばかり貪っていても魂が満足しませんから、それを紛らわすために次々と奔走し、さらに変わった快楽を求めて享楽に身を持ち崩すのです。
ところが、それでも虚しさは消えず絶望感や孤独感に襲われても、魂は満足しないというジレンマに陥るのです。
大衆は利己心から目先の感情を満たすことに明け暮れて人間性の荒廃から放漫や、事象を正しく思考したり判断も出来ないで人の道を外れ堕落した結果、人は己を見失い狂えば文明の利器を自己の利己的な発散の凶器と化して、全てを台無しにしているのです。
大衆は知識や技能は優秀でも人間性は育ち上がってなく人格・品性は低いことから、良い知恵は湧かず創造的な思考や斬新で改革的な発想をすることは苦手になり、社会に出てから知識や技能を臨機応変して仕事に活かすことは無理があり、焦りから失敗したり挫折すると世の中が悪いと勘違いして、悪い誘惑に負けて魔が差してしまい「縁なき衆生」へと転落します。
1989年(平成元年)頃よりリラックス効果のある、ストレス解消産業なるものが相次いで商品化を図り、大都市の至る所にα波ミュージック、リフレッシュカプセル、ボディソニックチェア、シンクロエナジャイザーなどを備えたフイットネスクラブ(ブレイン・ジム)なども次々と開設されました。
それにより価値観は物質的な商品の主義から、ゆとりとか安心とかの無形なサービスで精神面を顧みる様になり、いかに精神を充実させて心を支配し自由に操り有意義かつ、実りの多い人生を送るかが大切な時代に入りました。
1992年頃より一部の大企業や大学も超能力とか東洋の「気」に関する研究を始めましたが、物質的な生活にとっぷりと浸かってしまった現代人は、物質偏重の罠に掛かり精神的な生活に目覚めが悪いものです。
平成5年ともなるとアメニティ志向の社会は板についた感じです。
1995年頃には精神世界の自律社会へも徐々に進展して行き、登場したバーチャル・リアリティも精神世界を意識したものであり、あらゆる分野で倫理を重んじ隠し事の出来ない時代に、入って来たことを知り認識する必要があります。
自然と人類の共存から環境と文化を守るシミュレーションで、地球と人類の自律する道を探れます。
バイオテクノロジーとしての医学は、生体(各臓器や器官をパーツと見る)のみから精神を重んじる方向に進み、価値観は物質的な主義から精神を顧みる様になりつつあります。
幸い最新の生命科学は深層心理を解き明かして精神科学を確立し、眠れる潜在能力を活性させて発現させるまでに進み、個々の秘めたる才能に気付き発掘させることが出来ます。
時代の潮流が読めず先見の明も乏しく、社会の変遷とか産業構造の変貌や業態転換の状況が読めない、政官財界の政治家や官僚や経営者が多いのも事実で、旧態依然とした政府や政策・官庁・行政とか事業・商売を続けているのです。
2000年頃からは政官財界で過去の様々な不正・偽装・虚偽・隠蔽問題が相次いで表面化して、政治や官僚と企業の理念・倫理が問われ制裁を受けることが始まり、国民の多くは不思議がり驚いている様子でした。
政官財の社会では正しい理念や倫理のモラル観に基づく、政治観や事業観や人生観の在り方が望まれ、利己心を省みる浄化という自律への道が模索され始めました。
自律とは自ら規律を守ることで、真理や倫理でもあり自ら学び理解して実践するものです。
2006年頃からは自然社会へと徐々に進化して遂に突入し始めて、組織は以前にも増して規律を重んじて隠し事も無く、自然との調和を要求される時代が訪れました。
個々の本質が問われことが多くなり、何事にも生き方と自己責任の時代に突入しました。
自然社会の訪れは政界や官界や財界などの組織を始め、総ての人も自然の摂理や秩序の真理に従わざるを得なくなり、利己的で偏狭と邪悪と狡猾な精神想念と言動を続けている人は、極めて厳しい生活となる方向へ進んで行きました。
それは政界や財界のみに留まらず警察や医療関係とか、教育や聖域とされた宗教界にまで及んだり、事故の隠蔽とか個人情報の流出・漏洩問題もありました。
地球は高次元へ波動の転換で新しい価値観が到来し、政治から金融や産業や経済は勿論のこと自己の人生観と生き方さえ根底から変革しなければ、執着に対する苦しみから誰一人としてバラ色に輝く未来はあり得ないでしょう。
現象界にも新しき世界の躍動とうねりは始まり波紋は広がり大きくなって、様々な方面や分野で善悪を越えた事象の記録的な激変や、異変や革新的な動きが多く現れました。
2008年には、膨大な件数の消えた年金問題も明らかになり国民は呆れました。
各大企業が真剣に「人類と自然との調和と共生」を前提にした、取り組みや地球に優しい創造の動きが活発になって来ました。
2010年6月に米内部告発情報サイト「ウィキリークス(Wikileaks)」が、アフガニスタン戦争に関する大量の軍事・外交資料を公開した資料には、「戦争犯罪の証拠」が記されている様だと語りました。
2013年6月に米国家安全保障局(NSA)による、極秘の個人情報監視収集プログラムの存在を暴露した、中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン氏が、政府の極秘文書を公開したのは公共機関として隠蔽体質の侭では物事が進展しない、次元上昇のプロセスに入っているからです。
2017年3月に森友学園は小学校の建設用地として、豊中市の国有地を評価額より大幅に安く取得して閣僚や官僚の関与が焦点になり、国会で取り上げられました。
近未来では、国民に奉仕することの出来なかった各国の政界や財界や官僚などの、指導者たちは合法的に退陣に追い込まれて排除され、政府や官僚などは正直で利他的な動機で行動して、神仕組みの誓約に従って奉仕する者たちに入れ替えられるでしょう。
組織のトップやブレーンに位置する人々は、大衆に比較してより多くの人徳(人格や品性が高い)が備わってないと、組織の体制はバランスを失い弱体化して崩壊の危機に直面したり、役職の地位に留まることも困難になるでしょう。